手つかずの自然を進み

先人達は修行の場を切り開き

大地の力を得ようとする試る

そこはいつしか神宿る聖域となった

静まり返る聖域

神域を守る者が鎮座する

内と外を分ける境

建築が新たな空間を創造する

樹齢400年を超える杉並木を歩く

鳥のさえずりと足音だけが、森に賑わいを与える

無限の広がりに放り投げられたり

広大な自然に守られたり、そこに自分がいた。

暑かった夏が終わる

寒くなるのは、何だかさみしい

久しぶりの激しい雨と風

晴れ間がのぞくと心も晴れやか

映画のセットのような町並み

ここは江戸時代の宿場町

空襲からも逃れて保存状態も良い

文化を紡いでいく事を大切にしたい

天然記念物の苔が茂る名瀑

清らかな流れの脇にはわさび畑

細かな水の粒を鼻から吸いリフレッシュ

もう九月、暑さが穏やかになっていく

メンソレータムとメンタムの違い

その違いを知らずに今日まで来た

知っておいて得する事でもないかも知れないが

物事の知識が多いほど人生は豊かになる

高い建物が無く、平屋が続く

引き戸を開けると、ひんやりとした土間

坪庭、天窓、むき出しの梁

懐かしもく新しい空間

早くも８月に入る、連日暑さが厳しい

風の吹かない夜は、飛び起きて目覚める

何か冷房以外にあれば教えてほしい

ただ高所は怖いだけ涼しくない

幼虫からさなぎに変わる

さなぎから成虫に変わる

夏を生き、次の世代へと命を紡ぐ

そして、夏の終わりに土へ帰る